旅する茶室WA-AN(和庵)市中の山居ーパリ日本館ー
2026年 2月20 日(金)~ 21日 (土) 11 時~18時

2026年 2月20 日(金)~ 21日 (土) 11 時~18時

本展は、旅する茶室WA-AN を、パリ⽇本館に設えた展⽰である。本企画は、⽇本⽂化における「⾒⽴て」という⽅法に着想を得て、既存の空間や要素を別の意味として捉え直すことから構成されている。⽇本館のサロンや通路、庭といった空間は、⾝体的な移⾏を促す「露地」として⾒⽴てられ、⼀⽅で「市中の⼭居」は、内⾯的な転換を⽰唆する精神的な場として⽴ち現れる。藤⽥嗣治のタブローの前で設えられる茶室体験は、その場に寄り添う⾵景として、静かに重ね合わされる。

・企画・制作・総合ディレクション:杉浦 久子 (アーティスト・建築家)
・本展示作品は、クリエイター・エンタメスタートアップ
創出プログラム「 ART X JAPAN CONTEXT」
経済産業省 令和6年度補助事業において制作したものです。

生と還りの環(わ)上山明子 展
2026年1月13~18日

2026年1月13~18日

上山明子は、長年にわたり「命とはいかなるかたちをとるのか」という根源的な問いに向き合ってき
た作家である。その作品は、生命がただ生きているという事実だけでなく、やがて終わりを迎える存在
であることも内包した、より大きな “生の循環” を静かに見つめる姿勢に特徴がある。本展では、その探
究の延長線上にある思索が、「輪/環」という象徴的な形態を通じて、より明確なかたちを帯びて立ち
上がる。
今回の新作で中心となるのは、「輪/環」という象徴形態である。それは、生と死、始まりと終わり
、記憶と忘却の境界を結び直す“通路”としての象徴であり、作家自身の体験から生まれた再生のイメー
ジとも重なっている。「環」は閉じられた円としてではなく、絶え間なく流動し、揺らぎながら世界と
接続する“循環の位相”として捉えられている。
素材には、和紙を樹脂加工したワーロンシートを採用し、そこに漆や箔による層的な加飾を施している
。伝統素材である漆と金属箔の深い質感と、光を柔らかく透過するワーロンシートの軽やかさが響き合
い、物質と空気、光と陰影が連動する立体として独自の存在感を放つ。本手法は、上山が乾漆を基軸に
培ってきた身体的な制作方法に現代素材を組み合わせることで生まれた、新たな素材研究の一端である

作品は、日本館に所蔵される 藤田嗣治《欧人日本へ渡来の図》 の前に展示される。繊細な光の扱い
と静謐な気配をまとった藤田氏の作品と、循環的かつ象徴的な「環」の彫刻が同じ空間に共存すること
で、両者のあいだには“静かな共鳴”が生まれるだろう。時代も技法も異なる二つの表現が、光、気配、
そして人間の内的世界をめぐる感性によってゆるやかにつながる本展示は、日本館ならではの対話的な
空間体験を提示する。
会期中には、作家によるレクチャー(乾漆技法・漆文化についてのトーク)に加え、乾漆でつくった
小さな彫刻に箔押しを施す親子ワークショップも開催予定である。伝統的な素材と技法の体験、親子で
参加できる“創造の入口”として企画されている。
本制作にあたり、ワーロン株式会社より素材提供を賜りました。

作家プロフィール
上山 明子(Akiko Ueyama)
愛知県立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。乾漆技法を軸に「生命のかたち」「生の循環」をテ
ーマとした制作を続けている。
仏像保存修復や美術教育の経験を背景に、漆と麻布の層構造が生み出す時間性と物質性を、現代彫刻の
造形言語へと結びつける表現を探究してきた。近年はワーロンシートなどの現代素材を取り入れ、伝統
技法との組み合わせによる新たな素材研究を進めている。
2018年には 名古屋市芸術賞(奨励賞) を受賞し、国内での個展活動を重ねる一方、2024年にはフィン
ランド・タンペレの “Residence in Art” に招聘され制作・展示を実施。2025–26年には、パリ・Cité
internationale des artsでの滞在制作を予定している。伝統と現代素材を往還しながら取り組む自身の実
践を、より広い国際的文脈の中で発展させている。

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レクチャー】 
漆でかたち創る|乾漆技法と私の制作
1月18日(日)13:00〜14:00

本レクチャーでは、日本の伝統技法である乾漆(かんしつ)を通して、漆という素材がどのようにかた
ちを生み出すのかをご紹介いたします。
漆の特性、乾漆の歴史、工程の流れ、そして現代の制作へどうつながっているのかを、私自身の作品制
作と合わせてお話しいたします。
今回パリで制作している作品についても、制作プロセスや素材の扱い方を交えながら丁寧にご紹介しま
す。

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【親子ワークショップ】  
1月17日(土)  13:30〜15:30 開催
「漆素材でつくる小さな光:乾漆+箔ワークショップ」

申し込みフォーム
https://forms.gle/A3JLf2oojEufvRDh8

このワークショップでは、日本の伝統素材である 乾漆(かんしつ) をベースに、小さな造形に 箔押し
(はくおし) を体験していただきます。
親子で一緒に作品を仕上げる中で、素材の手触りや光の美しさを感じてもらえる内容です。

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大正モガ展
2025年12月18~21日

2025年12月18~21日

日本の魅惑100周年  

大正モガ展 日本の魅惑100周年

デザインの都パリで初の 大正時代の生活様式展覧会が催されます。

国際大学都市(Cité Internationale Universitaire)100周年を記念した2025年の
一連のイヴェントのフィナーレを飾り 日本館において 皆様を特別な体験へとご招
待いたします。

「狂騒の20年代 les annees folles 」

アールデコに代表されるクラフトアートが全盛期のフランスに影響され 日本では、
大正時代(1912~1926年)新しい女性像が生まれました。大正モガ(モダンガール)
は、女性の解放と自由の精神を反映し、和装から洋装へ移行、パリの開放的なライ
フスタイルを象徴し体現アピールしていました。彼女たちの独特なスタイルは現代の
ファッションにも受け継がれ、今日でも多くのデザイナーを魅了し続けています。

会場では インテリアデザイナーの 影山浩子が描いた 大正モガのモード画のバ
ナーの間をぬぐって、100年前の日本の路地の雰囲気を散策、ヴィンテージモード
雑貨 現代作家による伝統工芸や 一膳飯屋メニューなど 大正ファッションをまとっ
たホステスとの対談しながら タイムスリップした雰囲気をご堪能ください。

開催場所 Cité Internationale universitaire
Maison du Japon
住所: 7c, boulevard Jourdan 75014 Paris

イベントスケジュール:

大正バル パーティー

  • 12月18日:午後7時から

着物ファッションショー、大正バー、パフォーマンス

ヴィンテージ展示即売 喫茶

  • 12月19日:午前11時から午後7時まで
  • 12月20日:午前11時から午後7時まで
  • 12月21日:午前11時から午後3時まで

コンタクト (Carrefour de l’Art de Vivre)

+33 6 10 24 06 53 影山浩子

HISTOIRE DE TERRES – Des fleurs et des céramiques
Les 20, 21, 22 novembre à 13h -18h jeudi 20 jusqu’à 17h

Les 20, 21, 22 novembre à 13h -18h jeudi 20 jusqu’à 17h

Aujourd’hui, près de 85% des fleurs vendues chez les fleuristes en France sont importées par
avion. Avant tout pour le bien de notre planète, Hélène Taquet, fondatrice de l’association Slow
flower Collectif de la fleur française, et Mami Kanno, artiste céramiste japonaise, nous voulons
mettre en valeur les fleurs et plantes locales, simples et naturelles.
Aimer la nature, les fleurs et préserver l’environnement mondial sont nos priorités actuelles. Ce
ne sont pas seulement des idées idéalistes. Hélène suggère de nouvelles possibilités et
opportunités commerciales aux jeunes, aux étudiants et bien sûr aux agriculteurs qui souhaitent
se diversifier. Mami réalise elle-même la conception, la recherche la terre jusqu’à la cuisson. Au
Japon, on nomme par exemple la face d’un bol ou d’une assiette le “paysage”. Il est en
harmonie avec le climat, la saison et l’esprit du moment présent. Vous découvrirez un histoire de
terre, des fleurs et des céramiques.
À propos de l’exposition
Nous exposerons des fleurs cultivées dans la ferme d’Helene située dans les Hauts de France,
présentées avec des céramiques façonnées à partir de terre française, afin de créer un lien
tangible avec notre vie ici.
La Cité Internationale Universitaire de Paris abrite plus de 40 maisons nationales, et accueille
des étudiants et chercheurs venus de quelques 130 pays. À l’approche de Noël, nous
souhaitons que chacun puisse repartir avec un mini bouquet et un vase, comme un témoignage
de ses souvenirs en France et un geste vers un futur plus respectueux de la nature.
Hélène Taquet
Agricultrice, formatrice, autrice – Fondatrice du Collectif de la Fleur Française
Elle est la pionnière du retour à la consommation de fleurs françaises cultivées localement. Ses
activités ont été présentées dans les journaux, à la télévision et dans les médias en Europe et au
Japon.
Mami Kanno
Née à Tokyo. Ancienne résidente de Maison du Japon. Diplômée de l’Université des Arts
plastiques de Tokyo, également titulaire d’une Maîtrise de l’Université Paris
et d’un DEA. Elle
expose depuis 2003 à Paris, Tokyo, Seattle et en Suisse. Son travail est soutenu par beaucoup
des journalistes, chefs de restaurant étoilé ainsi que des spécialistes de la cérémonie du thé
traditionnel. Toutes œuvres sont des pièces uniques

Exposition
HISTOIRE DE TERRES ̶ Des fleurs et des céramiques ̶
陶器 菅野 麻美 Mami Kanno / 花 エレーヌ・タケ Hélène Taquet
2025 年 11月20 日(木) 21日(金) 22日(土)
開館13時~18時(20日は17時まで)
フランスの土と花 展
現在フランスでは、生花店で販売されている花の85%が飛行機で運ばれて来る。何よりも先ず我々が住む地球のため
に、スロー・フラワーを提唱するHélène Taquetエレーヌ・タケと、26年間フランスの土で作陶する菅野麻美 が、土と
自然をテーマに、陶器と花を展示いたします。会場にはオ・ド・フランスにあるエレーヌの農場で栽培された花と、
フランスの土壌から形作られた陶器・磁器・Raku等が並びます。
パリ国際大学都市には40以上の国際的メゾンがあり、約130カ国からの学生や研究者が生活しています。現代のフラ
ンスに於けるスロー・フラワー活動を知っていただき、土の記憶想起を願う企画が、留学生活やご研究の成果と共に
フランスの思い出となりますように。そして故国のご家族への贈物また大学への記念品として、フランスの土で作ら
れたフラワーベースを持ち帰り、あなたの国であなたの地元の草花を生けていただけますようお願い申し上げます。
HISTOIRE DE TERRES ̶ Des fleurs et des céramiques ̶
フランスの花協会創立者エレーヌ・タケによる自然保護は単なる机上の理想論ではない。幼い頃から農園に親しんだ
彼女は、輸入された切り花よりも地元の花を選ぶことが未来へリンクすることを提唱する。そして花好きな人たちだ
けでなく学生若者たち農家へ仕事の方向性及び作物消費など具体的な提案を続けている。いっぽう長くフランスの土
で作陶を続けている菅野麻美は、文字通り土や木々と共に制作をしている。元来日本の、例えば茶道では野の花庭の花をもって心を表現し、陶器作品の中に「景色」を味わうことがデフォルトである。菅野のアトリエでは釉薬による
彩色ではなく土の力が生む色を発見したり、機械に依らない手作業の土練から新たなひと腕が爆誕したりの毎日。自然にインスパイアされた数々の風景と草花が、世界中の友へ届くことを願って農場とアトリエから作品を運ぶ。
エレーヌ・タケ Hélène Taquet
農業生産者、トレーナー、作家 – Collectif de la Fleur Française /フランスの花共同体創始者。フランスで栽培される花、地元に咲く花の消費復帰運動に於ける先駆者として、ヨーロッパ各地のテレビ・新聞・雑誌などマスメディアでも注目され幅広く講演会も続けている。その活動は近年日本でも紹介されている。
カンノ マミ 菅野 麻美
東京生まれ。学生時代の3年半を日本館で過ごしたアンシアン・レジダン。パリ第Ⅷ大学大学院美術造形修士号及びDEA取得/博士課程前期修了のち、印象派の街Chatouに住むフランス人陶芸家のアトリエにて陶器磁器を学ぶ。現在パリ郊外のアトリエにて作陶中。東京、パリ、バーゼル、シアトルなど展覧会多数。